前回ご紹介した「トランポリンの運動効果の真実!?」というコラムの中で、消費カロリーについて詳しくご紹介しました。
その消費カロリーについて、実際のところはどうなんだろう?ということで、、、なんと!なんと!筆者家族で実際にトランポリンパークで実証実験してみました😆
今回は、大人と子供で心拍数をベースとした消費カロリーを算出してみました💡
人は日常生活に必要な家事などの身体活動を行う時と、運動を行う時にエネルギーを消費します。
人が1日に消費するエネルギー量のうち、安静時の基礎代謝量は約60%、食事誘発性熱産生(食事で体内に吸収された栄養素が分解されて消費されるエネルギー)が10%、残りの30%が家事などの身体活動と運動で消費するエネルギーです。
基礎代謝量と食事誘発性熱産生は、個人の体格と食事量によって決まり、個人内での変動は少ないため、どれだけ身体活動・運動を行うかでエネルギー消費量は多くも少なくもなります。
☆エネルギーの消費について
1回の運動で消費されるエネルギー量は、体格・運動強度(運動の強さ)・運動時間で決まります。
同じ運動強度の運動を同じ時間だけ行ったときには、体格の小さい人よりも体格の大きい人の方が消費エネルギーは大きくなります。
短距離走などの運動強度の高い運動とウォーキングなどの比較的運動強度の低い運動を同じ時間行うのでは、運動強度の高い運動の方がエネルギーの消費量は大きくなりますが、運動強度の高い運動では疲労も大きく、長い時間続けることはできません。
比較的運動強度の低い運動では時間当たりのエネルギー消費量は少ないですが、長い時間運動を続けることが可能です。
運動強度(運動の強さ)は、体重1kgあたりに身体に取り込まれる酸素の量が指標とされます。
酸素の量が分かりにくいためメッツという単位が使われることが多いのですが、今回は酸素消費量を心拍数で計算し、消費カロリーを出していきます。
最大で発揮できる酸素消費量VO2maxは
VO2max = 15 ×(最大心拍数/安静時心拍数)
で簡易的に計算できるといわれています。
VO2maxは(ml/kg/min)で表され、体重と運動時間をかけることで、酸素消費量を求めることができます。よって、
酸素消費量(ml) = 運動強度(%) × VO2max × 体重 × 運動時間
で求めることができます。また、酸素1L当たり5kcalの運動ができるといわれていますので、消費カロリーは
消費カロリー(kcal) = 酸素消費量(ml) × 5(kcal/L)
となります。
☆運動強度の計算
運動強度は、簡易的に心拍数で代用しています。
運動強度 = (運動時の平均心拍数ー安静時心拍数)/(最大心拍数ー安静時心拍数)
となります。
最大心拍数は (220-年齢) とし、安静時の心拍数は、寝起きくらいでの心拍数をとるといいといわれています。
うーん😅いろいろと難しいことばかり述べてしまっています💦
なにわともあれ、これらの計算方式を用いて、大人と子供で心拍数の計測をしてみました↗️
☆実験開始
まずは運動する前に安静時の心拍を計測し、トランポリンパークで5分間ジャンプし、続けて10分間、15分間とジャンプしたあとに心拍を計測しました💡
(バテバテです😭)
表1:子供12才(体重38kg)
表2:大人44才(体重90kg)
☆実験の結果
そしてその心拍数をもとに
安静時の心拍数、運動時の心拍数、運動時間、年齢、体重などを元にカロリー計算します。
表3
※☆2種類の計算サイトで計算
①カシオkeisanサービス(https://keisan.casio.jp/exec/user/1441060718)
②nujonoa_blog(https://nujonoa.com/average-hertrate-vs-calorie/)
いかがでしたでしょうか?
今回はリアルに筆者の家族での実験となりましたので、少々被験者として偏りがあったかもしれません😅
どうか、その辺りはリアルな実証実験のためお許しを〜💦
しかしです!年齢や体重で違いはありますが、やはり!家庭用トランポリンでジャンプする消費量よりもダイナミックにジャンプすることが出来るので消費量は上がる結果になりました↗️↗️↗️
今回は1面のトランポリン上をジャンプするだけの実験でしたが、トランポリンパークでの運動となると動ける範囲が広くなるので消費量はもっと期待出来るかも知れません😆
さらに、ジャンプするだけでなく、技(腰落ちや背落ち、もしくは回転なども)を盛り込んでいくとさらに消費量は増えると思われます👍👍👍
是非皆さんも、お近くのトランポリンパークで実証実験してみて下さい✨