皆さんはトランポリンの歴史をご存知ですか?
どこで、どのように生まれたのか?そして現在に至るまで。
今日はそんなお話をしてみたいと思います💡
☆「トランポリン」の語源と始まり
トランポリンの語源は、中世ヨーロッパのサーカス芸人「Du-Trampolin」の名前が由来と言われています。
サーカスの空中ブランコで失敗して落下した際に、安全対策の為に下にネットが張ってあるのを皆さんも見たことがあることでしょう?
トランポリン氏が、この安全ネットからヒントを得て作ったのが始まりだと伝えられています。
空中ブランコ下のネットを利用し、様々なアクションをして見せたようです。
つまりトランポリンの始まりは、スポーツ競技としてより、エンターテインメント性を持ったサーカスから生まれているということですね♪
☆スポーツとしての確立を目指す
第2次世界大戦中、アメリカではパイロット養成の一過程として、空中感覚技術所得のためにトランポリンが使用されました。
このとき、100台程のトランポリンを固定して並べたと言われてますが、これはまさしく、現代のトランポリンパークのようですね♪
大戦後、ジョージ・ニッセン氏(アメリカ合衆国の体操競技選手)が、この素晴らしい運動をスポーツとして確立できないものかと考え始めたそうです。
そして、ニッセン氏は、組み立て式で、移動・収納が簡単にできるトランポリンを考案していきます。
これはまさに、今の競技用トランポリンの基となっていますね♪
さらに、トランポリン会社を設立し、世界に向けトランポリンの販売と普及を始めました。
☆トランポリンブーム
その後、簡単に高く跳ね上がることのできるトランポリンは、老若男女を虜にし、アメリカでレクリェーション・スポーツとして人気になりました。
爆発的なブームになり、一時は全米にトランポリン場が乱立したほどと言われてます。
☆ブームの下火
ところが、ブームが加熱するにつれ、無理なジャンプによる怪我人が続出し、トランポリンは危険なスポーツであると決め付けられてしまいました。
これにより一気にブームは下火となり、各地のトランポリン場は倒産、閉鎖に追い込まれていきました。
☆競技スポーツとしての確立
しかし、その経験を活かし、ヨーロッパに渡ったトランポリンは、きちんとした指導の下に、競技スポーツとして確立されていくことになったのです。
このようにトランポリンは様々な歴史を経て、体操競技の一種として認知され、オリンピックでは2000年のシドニー大会で正式種目に選ばれました。
☆日本にトランポリンが上陸
日本にトランポリンが上陸したのは、1959年のことで、ニッセン氏とセノー株式会社がトランポリンの製造を開始し、1960年に商標登録がなされてます。
その後、大学を中心に広がりをみせ、1964年国内で正式競技と認められました。
☆そして現代へ
競技スポーツとしてだけでなく、高い運動効果を得られるとことから、老若男女に体力作りの一貫として慕われていきます。
トランポリンは、5分の跳躍で1kmのジョギングと同等の運動効果があるとも言われており、また、その爽快感から長く続けられる有酸素運動として注目されています。
そして家庭用のトランポリンも発売され、スポーツジムはもちろん、家庭でもできるエクササイズとなっています。
近年では、競技用トランポリンと家庭用トランポリンの間に位置する「レジャートランポリン」というジャンルが生まれ、広々とした空間で気軽に楽しめるトランポリンパークが人気を呼んでいます。
いかがでしたでしょうか?
誰もが知っているトランポリンですが、このような歴史があり、紆余曲折して今のトランポリンがあるのですね♪
最近では日本にもどんどんトランポリンパークがオープンしていってますで、お近くのトランポリンパークに一度遊びに行ってみられてはいかがでしょうか?